Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
我々は、BAG6の基質認識ドメインに独自の改変を加え、不良ポリペプチドを網羅的に捕獲しうる新プローブを開発した。特筆すべきは、この新プローブを用いて、培養腫瘍細胞に極めて多くの短寿命不良タンパク質が蓄積している新事実を捉えたことである。一方、不良タンパク質群の実態は未だ解明されておらず、その寿命決定機構についても理解されていない。そこで本研究では、我々の新プローブとユビキチン領域で進展著しい革新的ツールボックスとを組み合わせて、細胞に蓄積する不良ユビキチン化タンパク質の大規模なプロファイリングとリアルタイム寿命変動を計測する。また、それらの寿命を決定する疎水性デグロンの実態を解明する。