Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
申請者はこれまで、直鎖状ユビキチン鎖の産生を特異的に阻害する化合物(HOIPIN-8)を独自に開発し、筋萎縮性側索硬化症(ALS)との連関を世界に先駆けて見出してきた。さらに、直鎖状ユビキチン鎖がTDP-43を中心とした凝集性タンパク質のプロテアソーム分解や凝集体形成に寄与することも見出した。これらを背景に申請者は、直鎖状ユビキチン鎖が「タンパク質寿命を制御する新たな翻訳後修飾機構」として機能し得ると着想した。本研究では、その基本法則と分子機序の解明を進め、直鎖状ユビキチン鎖という新たな視点からタンパク質の寿命制御にアプローチする。