Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
骨格筋の基底膜はラミニンなどの細胞外マトリックス(ECM)分子からなり、筋組織の物理的強度の維持のみならず、運動・不動といった機械環境への応答(肥大・萎縮)や筋形成・再生など骨格筋特有の組織可塑性に重要な役割を担っている。環境に応じて時空間的にダイナミックに変化するECM情報を筋細胞へと伝え、骨格筋の可塑性に関わる細胞応答を適切に作動させるためには、ECMと細胞をつなぐインターフェイスが不可欠である。本計画ではインターフェイス分子に着目し、機械環境への応答や筋形成・再生におけるECM情報伝達経路とその意義を明らかにする。