Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
NAD(P)(H)は、全ての生物が様々な細胞内酸化還元反応に用いる電子伝達物質である。中でもNADP+は光合成リニア電子伝達における最終電子受容体として機能することから、光合成生物はこれを光合成マシナリーに効率よく供給する仕組みを獲得しながら進化してきたと考えられる。本研究では、様々な環境に適応した光合成生物を研究対象として、光合成リニア電子伝達鎖への電子受容体供給システムの多様性と、その分子メカニズムを葉緑体内のNAD(P)(H)代謝の観点から解明する。