Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
本研究課題は,①「植物の揮発性テルペンの放散量に対して気温変化がどのような影響を及ぼすのか?」,②「揮発性テルペン放散がON/OFFになる閾値温度付近において植物細胞では何が起こっているのか?」を明らかにする。これら2点の「問い」に対する答え (分子レベルでの作用機序) はまだ得られていない。代表者は,バラ花弁から放散されるBVOCsは高温時と低温時でその生合成経路が異なることを世界に先駆けて報告しており,BVOCs放散メカニズムの解明には,その生合成解明が有効な手段であることを明らかにしてきた揮発性テルペンの放散量変動を分子レベルで解き明かすことを目指す。