Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
以下の3実験を実施する。実験1:フェノール、メチルビニルケトンおよび酢酸ブチルの曝露実験時の放出物の測定:植物材料として、R6年度は、コナラ、ユリノキおよびスパティフィラムを、R7年度はクスノキとシカラシを用いる。代謝変換物質の放出速度の季節変化および濃度依存性を明らかにする。実験2:大気起源の新たな変換物質の探索:酢酸ブチルと類似構造の物質で、代謝変換後、葉から一定量放出される物質が存在するかを、実験1と同じ測定・解析方法を用いて調べる。実験3:データベースの作成:大気起源の代謝変換後放出される物質について、光化学オキシダント生成能の指標に、最大オゾン生成能(MIR)を用いて評価する。