Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
森林からは人為起源以上の多くの揮発性有機化合物(VOC)、特にイソプレンと呼ばれる成分が多く放出されていると推定されており、その放出量推定の高精度化が大気科学分野における重要な課題となっている。しかし、森林大気中のイソプレンは低濃度で野外分析が難しかったため、その実態が十分に解明されていない。そこで、本研究では小型で野外観測可能な新型のイソプレン計、色情報の取得が可能なカメラ、全国のタワーフラックス観測ネットワークを用いて連続観測を行い、より野外の実態を反映させた高精度のイソプレン放出モデルを開発する。