Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
本研究では、ヒトおよび統合失調症における中脳-線条体の腹内側経路=予測誤差、背外側経路=サリエンスという局在性を、脳活動、機能的結合性、構造的結合性の面から検証することで、予測のメカニズムから妄想・幻覚の形成を明らかにする。このために中脳-線条体におけるA)課題fMRIを用いた予測誤差とサリエンスに伴う脳活動の局在性、B)安静時fMRIを用いた機能的結合性に基づく局在性、C)拡散MRIを用いた構造的結合性に基づく局在性を明らかにする。そしてそれらとサリエンス体験、妄想、幻覚との関係を明らかにすることで、予測に基づく脳の統一理論の発展に寄与する。その成果を標的とした新規治療法の開発につなげる。