Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
本研究は生物の認知・予測・行動の背後にある高度なメカニズムの情報科学的な解明を目的とする.脳の情報理論としては自由エネルギー原理などが提案されているが,理論の抽象度が高く,実際に観測される高次元な現象との対応付けは困難である.そのため本研究では,脳・外界・行動のマルチモーダル計測データから,その背後にある抽象表現とその上での情報構造のデータ駆動的な推定を目指す.そのような抽象的な潜在構造の推定とその統一理論などとの対応付により,生物がどのように認知・予測・行動を実現しているのか,その真の理解に迫ることが可能になると期待される.