高分子ナノカプセルの一次元融合を利用した元素ブロック高分子ナノチューブの創出
Publicly Offered Research
Project Area | Creation of Element-Block Polymer Materials |
Project/Area Number |
25102529
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
木田 敏之 大阪大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (20234297)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥7,020,000 (Direct Cost: ¥5,400,000、Indirect Cost: ¥1,620,000)
Fiscal Year 2014: ¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2013: ¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
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Keywords | ナノチューブ / ナノカプセル / 元素ブロック / 一次元融合 / 高分子 / ポリ乳酸 / ステレオコンプレックス / ヘテロチューブ / ポリビニルアルコール |
Outline of Annual Research Achievements |
様々な表面組成からなるポリ乳酸(PLA)カプセル間の一次元融合を利用した「元素ブロック高分子チューブ」の作製について検討した。まず、昨年度に引き続き、蛍光色素でラベル化したPLAカプセルを作製し、それらの融合挙動について検討した。PLAカプセル膜の蛍光ラベル化は、平均粒径1マイクロメートルのシリカ粒子上へのポリL-乳酸(PLLA)とポリD-乳酸(PDLA)の交互積層時に、フルオレセインイソチオシアネート(FITC)でラベル化したポリ-L-リシンの積層操作を一段階組み込むことにより行った。得られた蛍光ラベル化PLAカプセルの水分散液を基板上に滴下し、20~40 ℃の間で乾燥させ、生成した構造体の形態を蛍光顕微鏡により観察した。分子量約6000あるいは約1万のポリ乳酸を用いたいずれの場合も、乾燥温度を室温から30℃あるいは40 ℃に上げることで多くのチューブ形成が起こることが分かった。また、これらのカプセル水分散液に等量のアセトニトリルを添加することで、より多くのチューブ形成が認められた。次に、異なる表面組成 (PLLA表面あるいはPDLA表面)を持つ2種のPLAカプセル間の融合による元素ブロック高分子チューブの作製について検討した。これら2種のカプセルを区別するために、PDLA層を表面にもつカプセルに蛍光ラベル化を行った。形成されたチューブの蛍光顕微鏡写真より、これらのチューブ膜にはFITCの蛍光がランダムに観察され、PLLA表面を持つカプセルとPDLA表面を持つカプセルの一次元融合によるヘテロチューブの形成が確認された。これより、表面組成の異なる2種の高分子カプセル間の一次元融合を利用することで、元素ブロック高分子チューブを作製できることがわかった。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(79 results)
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[Presentation] 環状オリゴ糖のカチオン認識能2014
Author(s)
小亀千鶴, 木田敏之, 藤原知子, 明石 満
Organizer
第24回バイオ・高分子シンポジウム
Place of Presentation
東京工業大学(東京)
Year and Date
2014-07-24 – 2014-07-25
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[Presentation] 環状オリゴ乳酸による分子認識2014
Author(s)
小亀千鶴, 木田敏之, 藤原知子, 明石 満
Organizer
第63回高分子学会年次大会
Place of Presentation
名古屋国際会議場(愛知県)
Year and Date
2014-05-28 – 2014-05-30
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[Book] 放射性物質に汚染された土壌の浄化・減容化システム2014
Author(s)
木川田 一弥, 佐俣知義, 武石 学, 大西徳幸, 畑 英之, 謝 小毛, 青木茂幸, 百瀬恵一, 大竹達也, 牛島義光, 國清義紀, 木田敏之, 明石 満,野口祐樹,加藤栄一,吉田卓矢,友田英幸
Publisher
エヌ・ティー・エス
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