Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
平成26年度中にはJ-PARCのハドロンホールの利用が再開されなかったため、実験を遂行することはできなかった。そのため、ハドロンホールが利用可能になり次第現場作業にとりかかれるよう、実験準備を行った。現場作業時に手直しを行う必要はあるものの、基本的にはカウンターは全部完成した。6月にはそれらのカウンターを東北大学ELPHの電子ビームを用いてテストし、全てのカウンターについて全て狙った性能を達成しているとの結果を得た。テストの結果判明したわずかの問題も、現在までには全て解決している。トラッキングチェンバーについても、ワイア切れの修理が完了し、宇宙線によるテストを行った。チェンバーの1つは全く問題なく動作したが、もう1台については、わずかながら(2%ほど)検出ロスがあることが判明した。これは特に大きな問題ではないが、解決した方が良いのは間違いないので、現在原因を調べている。一方、X線検出器であるHyperball-Jについては、平成26年度末までに、E13実験のためのインストールが終了した。平成27年4月のE13ビームタイムでは、多少の問題があったものの、おおむね順調に動作した。ただし、ノイズレベルがまだ高く、エネルギー分解能が本研究で目指しているレベルより多少悪いので、今後ノイズ落としの作業を行う予定である。なお、ハドロンホールの利用は平成27年4月に再開され、本研究が行われる予定のK1.8ビームラインではE13実験が行われた。順調に行けば、本研究の最初のビームタイムは2年遅れの2016年度に行われる予定である。
26年度が最終年度であるため、記入しない。
All 2015 2014 2013
All Journal Article (9 results) (of which Peer Reviewed: 6 results, Open Access: 3 results) Presentation (11 results) (of which Invited: 2 results)
Progress of Theoretical and Experimental Physics
Volume: 2015-2 Issue: 2 Pages: 21D01-0
10.1093/ptep/ptv002
Nucl. Instr. Meth. A
Volume: 763 Pages: 399-403
10.1016/j.nima.2014.06.060
Volume: 2014-10 Issue: 10 Pages: 101D03-101D03
10.1093/ptep/ptu128
Physical Review C
Volume: 90 Issue: 3 Pages: 035205-035205
10.1103/physrevc.90.035205
Physics Letter B
Volume: 729 Pages: 39-44
10.1016/j.physletb.2013.12.062
JPS conference proceedings
Volume: 1 Pages: 13076-13076
EPJ Web Conference
Volume: 66 Pages: 09017-09017
10.1051/epjconf/20146609017
EPJ Web of Conferences
Volume: 66 Pages: 9015-9015
10.1051/epjconf/20146609015
Nucl. Phys. A
Volume: (In press) Pages: 99-108
10.1016/j.nuclphysa.2013.03.014