Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
1.液体ヘリウム温度での5テスラ高分解リン光測定装置の開発昨年度に作成した3層構造の液体ヘリウム用石英製デュアー(内部液体ヘリウム,外部液体窒素,真空層),5テスラ超電導マグネット,1m高分解分光器,LED光源,センサーモジュール等を用いて液体ヘリウム温度での5テスラ高分解リン光測定装置を組み上げた。光学系は入射,出射ともφ1の石英ファイバーを用いた。石英製デュアーを使わず,ファイバー光学系でない場合は,波長分解能0.02nm(エネルギー分解能0.8cm-1)でリン光が測定できる。しかし,石英製デュアー使用,ファイバー光学系では,十分な光量が得られず,高分解測定は難しい。今後,レンズを用いた通常の光学系を超電導マグネットのボア(φ60)中に組み込み,さらに分光器までの間はバンドルファイバー等を用い高感度化をはかる予定である。2.パルスマグネットを用いた高分解リン光測定装置の開発上記の液体ヘリウム用石英製デュアー,パルスマグネット,ナノ秒レーザーおよび高分解分光器を組み合わせ装置を開発した。レーザー励起なので十分なリン光強度を得られるが,現有の分光器は多波長同時計測ができないので,50nmを0.02nmの分解能(2500点)で20点の磁場を測定するとの50000点の測定が必要であり,現実的でない。少なくとも,多波長同時計測が可能なイメージングセンサーが必要である。3.トリアリールホウ素置換金属錯体の励起状態と二酸化炭素の反応機構の解明北大の喜多村グループとの共同研究として,トリアリールホウ素置換金属錯体のESRならびに過渡吸収測定を種々条件下で行った。すでにある報告結果と異なり,原因は不明だが,励起状態はまったく二酸化炭素によってクエンチされず,ESR信号も観測できなかった。
26年度が最終年度であるため、記入しない。
All 2015 2014 2013 2012
All Journal Article (5 results) (of which Peer Reviewed: 3 results, Acknowledgement Compliant: 2 results) Presentation (15 results)
Phys. Chem. Chem. Phys.
Volume: 17 Issue: 15 Pages: 9737-9747
10.1039/c5cp00595g
Volume: 17 Issue: 18 Pages: 12366-12366
10.1039/c5cp90061a
J. Phys. Chem. C
Volume: 118 Issue: 38 Pages: 22356-22367
10.1021/jp5069544
応用物理
Volume: 83 Pages: 218-221
130007718490
Volume: 15 Issue: 3 Pages: 787-794
10.1039/c2cp42766d