アシル典型元素化学種の光化学に基づく感応性化学種の発生とその反応制御法の開発
Publicly Offered Research
Project Area | Stimuli-responsive Chemical Species for the Creation of Functional Molecules |
Project/Area Number |
25109514
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Gakushuin University (2014) Tokyo Institute of Technology (2013) |
Principal Investigator |
草間 博之 学習院大学, 理学部, 教授 (30242100)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥7,280,000 (Direct Cost: ¥5,600,000、Indirect Cost: ¥1,680,000)
Fiscal Year 2014: ¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2013: ¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
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Keywords | アシルシラン / 光異性化 / カルベン / イリド / 付加環化反応 |
Outline of Annual Research Achievements |
アシルシランは中性条件下、室温で光励起をするだけで高反応性のシロキシカルベンを発生することが古くから知られていたが、このカルベン生成を有機合成に利用した例は極めて限られていた。前年度の検討では、シロキシカルベンの求電子性を利用した反応開発に取り組み、シロキシカルベンとピリジン、あるいはキノリンとのイリド形成、ならびにそのアルケンとの付加環化反応の開発に成功した。 本年度はこの反応の基質適用範囲を更に詳細に調べると共に、反応機構の詳細な検討を実施した。 その結果、ピリジニウムイリドを経由する反応では溶媒量のピリジンを必要とするのに対し、キノリニウムイリドでは少過剰のキノリンを用いるだけで効率良く反応することが明確となった。この理由を明らかにすべくレーザーフラッシュフォトリシスを用いてイリドの過渡吸収スペクトルの測定を行ったところ、キノリニウムイリドの寿命はピリジニウムイリドのそれよりも一桁程度長いことが明らかとなり、これが反応効率に大きく影響していることが明らかとなった。 またイリドを捕捉する親双極子としては、フマル酸誘導体が最適であり、アクリル酸誘導体では目的の反応が進行するものの、目的物の収率は大きく低下する結果となった。 これらの結果はシロキシカルベン種を利用したイリド形成を他の合成反応に展開する上で重要な知見であると言える。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(14 results)