4次元細胞動態解析による器官誘導能を有する毛包幹細胞とそのニッチの解析
Publicly Offered Research
Project Area | Cross-talk between moving cells and microenvironment as a basis of emerging order in multicellular systems |
Project/Area Number |
25111730
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Kitasato University (2014) Tokyo University of Science (2013) |
Principal Investigator |
豊島 公栄 北里大学, 医学部, 特任講師 (00599243)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥9,360,000 (Direct Cost: ¥7,200,000、Indirect Cost: ¥2,160,000)
Fiscal Year 2014: ¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2013: ¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
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Keywords | 器官発生 / 毛包 / 外胚葉性器官 / 成体幹細胞 / 幹細胞ニッチ |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度までに、研究実施計画に従って本研究課題を進捗し、下記の成果を得た。 1) ライブイメージングによる毛包形態形成における細胞動態の可視化;毛周期における時間軸に伴った個々の細胞の三次元的動態解析により、毛包幹細胞およびそのニッチの構成細胞を特定することを目指して、マルチカラード毛包の作製技術を開発した。 2)四次元細胞動態解析によるニッチの探索;毛周期ステージごとの四次元細胞動態解析により毛包幹細胞ニッチの探索を推進するため、平成26年度までに上記1)において開発したマルチカラード毛包の毛周期を3回以上追跡し、蛍光標識細胞が維持されることが示された。さらに、生理的な毛周期全体を追跡する技術を構築した。そこで、この毛周期を特定したマルチカラード毛包のライブイメージングデータの取得と三次元細胞動態解析を行った。本成果より、毛周期に伴う毛包の三次元的細胞動態解析の基礎技術が確立され、毛包幹細胞ニッチの探索が可能となった。 3)毛包幹細胞ニッチに由来する幹細胞とニッチ構成細胞の機能解析;毛包幹細胞ニッチ構成細胞の機能解析を進めるために、毛包上皮幹細胞の機能的培養技術と生体外毛包再生技術の開発を行った。本技術は、これまでに実現されておらず、フィーダーフリーが求められるために極めて困難であった。しかしながら、各種培養条件の検討と最適化することにより、幹細胞性を保持した生体外培養による増殖が可能となった。さらにこの結果を器官培養技術に応用して、生体外における毛包再生を可能としたことにより、毛包幹細胞とそのニッチの機能解析が可能となった。 4)毛包ニッチの維持に重要な分子の探索とその機能解析;課題3)の技術開発が困難であり分子機能の解析には至らなかったものの、毛包幹細胞培養系を応用することにより、本課題における技術的問題点は解決された。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)