Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
本研究では、エンドカンナビノイド代謝系と新規アラキドン酸カスケードに関係する遺伝子群の遺伝子改変マウスを用いた疾患・生理モデルに対して、質量分析計を用いた網羅的脂質プロファイリング技術を適用することにより、個体レベルでエンドカンナビノイド系とアラキドン酸カスケードのクロストークの詳細と生物学的な意義を明らかにすることを目的として研究を実施した。MGL、DGLα、cPLA2α、CB1/MGL二重欠損マウスにおけるLPS誘発性発熱応答の比較および、視床下部脂質のメタボローム解析により、発熱応答を引き起こすPGE2が、2-アラキドノイルグリセロールを前駆体として生じることが明らかとなった。また、MGL欠損マウスに高脂肪食を負荷した際に、MGL欠損マウスでは肥満誘導が抑制されることを見出し、同酵素の生物学的機能の多様性を示唆するに至った。発熱応答に関する結果は現在論文投稿中である。
26年度が最終年度であるため、記入しない。
All 2014 2013
All Presentation (4 results)