神経内分泌系におけるLPAシグナルの役割解明に向けた基盤研究
Publicly Offered Research
Project Area | Machineries of bioactive lipids in homeostasis and diseases |
Project/Area Number |
25116721
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
|
Research Institution | Kinki University |
Principal Investigator |
福嶋 伸之 近畿大学, 理工学部, 准教授 (10254161)
|
Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
|
Budget Amount *help |
¥7,800,000 (Direct Cost: ¥6,000,000、Indirect Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2014: ¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2013: ¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
|
Keywords | リソホスファチジン酸受容体 / メダカ / 脳下垂体 / ゲノム / 系統解析 / リゾホスファチジン酸 / 受容体 |
Outline of Annual Research Achievements |
これまでリゾホスファチジン酸(LPA)研究の多くは、神経発生や血管形成、がん成長などを調べたものである。これに対して、神経内分泌系とLPAシグナルの連関に着目した研究は、未だ極めて少ない。われわれは、マウスLpar1が下垂体の性腺刺激ホルモン産生細胞に発現していることを見出したが、視床下部-下垂体系におけるLPAシグナルの役割の詳細は未解明のままである。本研究では、神経内分泌系におけるLPAシグナルの役割を解明するため、メダカを用いて研究を進めてきた。まず、メダカLPA受容体に関する基礎データを得た。7種類のメダカLPA受容体遺伝子(Lpar1、Lpar2a、Lpar2b、Lpar3、 Lpar4、Lpar5b、Lpar6)をクローニングし、それぞれの構造と機能、および発現組織を明らかにした。LPA1およびLPA4の5‘非翻訳領域をコードするエクソンを新たに同定した。ほ乳類細胞を用いた発現系により、LPA5bを除くすべてのLPA受容体がLPAに反応し、細胞骨格を変化させることを見出した。神経内分泌系における役割検討のため、脳下垂体におけるLPA受容体遺伝子の発現を調べたところ、Lpar2b、Lpar4、Lpar6がそれぞれ異なるサブセットに発現していることを見出した。これらの発現細胞の同定を進めている。一方、分子進化的考察を進めた。LPA受容体機能に必須のアミノ酸が種々の脊椎動物においてどの程度保存されているかを比較し、各分子の系統解析と合わせて検討したところ、LPA1の進化速度が非常に遅いこと、LPA5の進化速度が非常に早いことが明らかとなった。さらに、LPA生成酵素であるオートタキシンおよびリパーゼH/Iが無顎類のヤツメウナギにおいても存在することがわかった。
|
Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Report
(2 results)
Research Products
(6 results)
-
-
-
[Presentation] メダカLPA受容体遺伝子の発現と機能2014
Author(s)
S. Ishii, Y. Morimoto, J. Ishibashi, T.i Tsujiuchi, N. Kagawa, and N. Fukushima
Organizer
第87回日本生化学会大会
Place of Presentation
国立京都国際会館(京都府、京都市)
Year and Date
2014-10-15 – 2014-10-18
Related Report
-
[Presentation] メダカリゾホスファチジン酸受容体の発現と機能2014
Author(s)
N. Fukushima, S. Ishii, Y. Morimoto, J. Ishibashi, T. Tsujiuchi, N. Kagawa
Organizer
第37回日本神経科学大会
Place of Presentation
パシフィコ横浜(神奈川県、横浜市)
Year and Date
2014-09-11 – 2014-09-13
Related Report
-
-