Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
PACの構造解析に重点を置き、研究を行った。X線結晶構造解析のための結晶化が行えればベストであるが、とてもそのようなタンパク質の量は、ミドリムシから得られないので、クライオ電子顕微鏡による単粒子再構成を目指した。本年度に、代表者が所属する蛋白質研究所には、最新の電子直接検出器を備えたクライオ電子顕微鏡が導入された。代表者は、この導入から管理運営を行っており、これを使った解析を計画した。生物電子顕微鏡の革命と呼ばれている検出器を備えているが、この仕組みをもった検出器を使って、全て海外であるが、2013年の12月から2015年4月現在まで、爆発的な勢いで近原子分解能解析の報告がNature誌等に連続的になされている。PACの分子量は四量体で、400KDaと単粒子再構成による解析には十分であるため、望みがもたれた。しかも、既にネガティブ染色法を用いて、低分解能の三次元構造を得ているので、初期構造も用意できていた。最終的に、当研究室で精製したPACを使ってクライオ電子顕微鏡による氷包埋試料のデータ取得には成功したが、濃度が不十分であり、単粒子解析には、さらなる大量精製を必要とした。その継続中に当該年度終了となった。
26年度が最終年度であるため、記入しない。
All 2015 2014 2013
All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results, Open Access: 1 results) Presentation (7 results) (of which Invited: 5 results)
Nihon Kessho Gakkaishi
Volume: 57 Issue: 1 Pages: 66-71
10.5940/jcrsj.57.66
130004799738