細胞間接着と細胞骨格を介した表面張力の制御による細胞選別制御機構の解明
Publicly Offered Research
Project Area | From molecules, cells to organs : trans-hierarchical logic for higher-order pattern and structures |
Project/Area Number |
25127710
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
富樫 英 神戸大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (90415240)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥9,490,000 (Direct Cost: ¥7,300,000、Indirect Cost: ¥2,190,000)
Fiscal Year 2014: ¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2013: ¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
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Keywords | 組織形成 / 細胞接着 / 細胞選別 / 細胞・組織 / 発生・再生 / 形態形成 |
Outline of Annual Research Achievements |
細胞選別は古典的に知られた現象であるが、個体の中での細胞パターンの形成に関与している事を示した例は、これまでにほとんど例がない。本研究では、細胞選別現象に基いて、内耳の聴覚上皮、鼻腔の嗅上皮などで見られる、異なる機能を持つ細胞が特徴的なモザイクパターンで配列するために必要な分子機構の解明を目指している。これまでに鼻腔の嗅上皮に着目し、嗅上皮のモザイクパターンが、発生過程の数日間にわたって次第に形成される過程であることを明らかにした。また、嗅上皮上の嗅細胞と支持細胞の二つの機能の異なる細胞は、それぞれ異なる組合せの細胞接着分子を発現していることを明らかにしている。昨年度までに嗅上皮組織の組織培養法を確立した。嗅上皮における細胞の再配列過程では、嗅細胞と支持細胞の間で細胞の割り込みが見られたことから、この過程に細胞骨格がどのように働いているのかを明らかにする目的で、様々な細胞骨格を標的とした阻害実験を行っている。また、培養細胞を用いて嗅細胞、支持細胞と同様の組合せで接着分子を発現するモデル細胞を作成し、これらの細胞を用いて細胞選別実験を行った。これらの細胞の間では接着力の違いによって細胞の割り込みが生じることがわかった。さらに、これら接着分子がノックアウトされたマウスの嗅上皮では、細胞パターンに異常を示すものが見出された。細胞選別には接着力の差異だけでなく、細胞の張力も関与すると言われており、組織培養と培養細胞を用いて、接着と張力の関係が細胞パターンに及ぼす影響の検討を行っている。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(8 results)