Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
これまでに、ヘテロクロマチンタンパク質HP1と直接相互作用するHPB66、HBAT1を見いだし、それらと損傷応答に必要な53BP1との関係を明らかにすることを目的とした。本課題は他課題採択のためルール上6月末日に中止となった。それまでに、以下の結果を得た。HP1、HPB66、HBAT1などのヘテロクロマチン因子がどのようにして53BP1の集積に関与しているのかについて理解するために、HP1、HPB66、HBAT1および53BP1の間の物理的な相互の結合を明らかにした。具体的には、それぞれのタンパク質遺伝子にタグを付加したコンストラクトを作製し、安定発現株を作製した。それぞれのタンパク質から免疫沈降されるタンパク質を、相互に抗体で確認した。また、質量分析計による免疫沈降産物の網羅的な探索も行った。その結果、HP1とHBAT1は直接相互作用すること、HPB66はHBAT1を介してHP1と結合することを見いだした。また、53BP1の損傷部位への集積に、HPB66、HBAT1が必要であることを明らかとした。従って、ヘテロクロマチンタンパク質HP1とHBAT1-HPB66との相互作用がヘテロクロマチン領域での損傷応答に重要な役割をしていることが示唆された。
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Nat. Struct. Mol. Biol
Volume: 20 Issue: 5 Pages: 566-573
10.1038/nsmb.2532
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http://www.lfsci.hokudai.ac.jp/labs/infgen/