Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
前年度、HCC78 細胞株から抗がん剤Crizotinib 耐性の子株を得、子株6株に対しバルクセル・シークエンスと、3細胞のシングルセル・シークエンスを行った。そこでは、1)バルクセルとシングルセルではエラー率、マップ率などに大きな違いがないこと、2)しかしdepth の分布には大きな違いがあり、恐らく全ゲノム増幅の影響を反映していること、3)一細胞特異的な多くの変異があること、4)ある遺伝子変異が耐性を生じさせているであろう事、などが分かった。しかし同時に、実験および情報解析における課題も残った。シングルセル・シークエンスの過程では、手作業で限界希釈による細胞分離と、全ゲノム増幅を行った。しかしこの工程はlabor intensive であった。数十細胞以上を扱う場合、自動化された機器を用いることが好ましいことが分かり、本年度、自動細胞分離・調整装置であるC1 を用いて、この工程を行うことに成功した。C1 はもともとRNA トランスクリプトーム用に開発された機器だが、本年度夏にDNA エキソーム用のプロトコルが発表され、我々はいち早くこれを適用することが出来た。情報解析の課題は、変異検出の正確さである。このため、本年度では、純系マウスの正常腸管細胞から5細胞をシングルセル・シークエンスし、また同様に同じ組織からのバルクセルもシークエンスして、バルクをbackground、シングルをforeground としてシングルでの変異検出を行った。純系マウスの正常細胞かつ同じ組織からのバルクセルをbackground にしたコールであるため、ネガティブ・コントロールとなる。このデータを用いて変異検出のアルゴリズムを改良することが出来た。
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Cancer Research
Volume: - Issue: 11 Pages: 2264-2271
10.1158/0008-5472.can-14-3282
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http://cancersystem.hgc.jp/_media/%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0%E3%81%8C%E3%82%93%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%AC%E3%82%BF%E3%83%BCno8.pdf