Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
自然界には存在しない色に着色した野菜画像でも同じ鮮度感を有することを示し、野菜の色情報が鮮度に影響しないことを示した。また、複数の生鮮野菜画像を同時に呈示して特定鮮度の対象を目標刺激とした視覚探索実験の結果から、鮮度認知が注意過程で処理されることを示した。肌の質感認知において、透明感・肌年齢・健康感は肌の輝度値によって変化するが、背景明度には影響しないことを示すとともに、照度条件が異なる肌画像刺激を作成・使用して、透明感・好ましさ・白さ感の評価実験を行い、透明感・好ましさ・白さ感の最適色度は照度に依らないこと、またそれぞれの最適色度は異なることを明らかにした。野菜や肌のような自然物だけでなく、人工物を経年劣化させた画像を人工的に生成し、それら画像刺激を用いて、古さ感と不自然さを評価した結果、ノイズを過度に付加しなければ、不自然さの少ない自然な「古さ感」を与えることができることを示した。また新しい物体の写真に様々な質感効果を組み合わせ、自由に「古い物体」を画像上でシミュレーション可能なアプリケーションを開発した。さらに、平均色度だけでなく、適切なノイズと色分布が「劣化感」に寄与していることを明らかにし、なぜ同じ(平均)色の物体が、古く見えたり新しく感じたりするかを説明可能なモデルを構築した。食品の見た目の質感をマーカレスでリアルタイムに仮装可能なAR技術を開発し、固形食品や飲料刺激を用いて実験を行い、色度を変えずに輝度分布を変えるだけで食品の質感(例えば「しっとり感」)が変わり、食感や味覚も変化することを示した。マグロ赤身の刺身にトロのテクスチャを貼り付けることで、食品そのものを変えなくても「口どけ」や「脂分」の知覚を増大できることや、ブラックコーヒーをカフェオレやカフェラテの見えに仮装させることで、「ミルク感」や「苦み」の知覚が変化することを実験的に示した。
26年度が最終年度であるため、記入しない。
All 2015 2014 2013
All Journal Article (10 results) (of which Peer Reviewed: 4 results, Open Access: 3 results, Acknowledgement Compliant: 3 results) Presentation (16 results) (of which Invited: 2 results) Patent(Industrial Property Rights) (1 results)
Food Quality and Preference
Volume: 40 Pages: 279-286
10.1016/j.foodqual.2014.06.010
The Journal of The Institute of Image Information and Television Engineers
Volume: 68 Issue: 12 Pages: J540-J542
10.3169/itej.68.J540
130004705962
Volume: 68 Issue: 12 Pages: J543-J545
10.3169/itej.68.J543
130004705963
ヒューマンインタフェース学会誌
Volume: 16 Pages: 259-264
日本色彩学会誌
Volume: 38 Pages: 406-407
Journal of Optical Society of America. A
Volume: 30 Issue: 7 Pages: 1394-1403
10.1364/josaa.30.001394
Volume: 37 Pages: 206-207
110009612276
Volume: 37 Pages: 486-489
Volume: 37 Pages: 588-589
Volume: 37 Pages: 620-621