Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
塩素は、炭素、水素、窒素、酸素に次いで医薬品に多く含まれる元素である。医薬品開発において、生体触媒を利用した合成の短工程化が期待されているが、塩素化反応を触媒する酵素の数は少ない。本研究では、水酸化反応を触媒し、豊富に存在する単核非ヘム鉄酵素に着目して、塩素化機能を付与するための改変を理論的に設計することを目指す。そのために、構造、電子状態、熱力学量などの計算データを入力すると、塩素化能を定量的に評価(スコア化)し、改変部位を予測するAIモデル(予知システム)を構築する。