Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
医薬品開発等において、複雑骨格を有する中分子天然化合物の構造改変技術が求められている。I型ポリケタイド合成酵素 (PKS) の機能改変においては、反応効率を低下させずに「モジュール」 (炭素鎖伸長と修飾反応を含む反応サイクルを担う酵素ドメインの集合) を交換する理論の構築が課題となっている。本研究では、分子系統解析を元に提唱された新しいモジュール概念の応用可能性を実験的に示し、I型PKSの機能改変に適したモジュール単位を明らかにすることを目指す。これにより膨大に蓄積しているI型PKSの配列から所望の化学構造に対応したモジュールを探索するための指針を与え、ポリケタイド化合物空間の拡張を促進する。