Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
光スキルミオンはスピン角運動量(SAM)と軌道角運動量(OAM)の2つの自由度を持ち,光子(量子)としての性質を持つと考えられるが,その単一光子状態は実現されていない.本研究は,光スキルミオンの単一光子状態を,半導体量子ディスクからの発光を用いて実現することを目的とする.半導体量子ディスク構造にOAMがゼロの円偏光とOAMがゼロ以外の逆円偏光を重ねた光スキルミオンを励起し,単一電子スキルミオンを生成する.さらに,基底に戻るときに発光する光子が光スキルミオンの単一光子状態になっていることを,光相関測定と量子状態トモグラフィー測定によって明らかにする.