Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
らせん波面を持つ光渦が物質中の電子を励起する際に、光渦の持つ角運動量が電子系にどのように相互作用し、電子系がキラリティを有する場合での光励起の選択則にどのような影響を与えるのかについて実験的に調べる。強磁場によるキラリティを有し、エネルギー・軌道角運動量・スピン角運動量が明確な量子ホール電子系やキラル分子を層間に内包する2次元ペロブスカイト半導体単結晶中のキャリアを対象にして、光渦の軌道角運動量と円偏光の角運動量と電子系の相互作用、エッジ状態での光渦電子励起とその量子伝導、円偏光ガルバノ効果に相当する「光渦ガルバノ効果」の検出とその起源の解明を行い、光渦と電子系の相互作用を調べる。