Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
本研究では思春期における向社会行動の特徴を明らかにし、社会環境の変化に柔軟に適応することを可能とする向社会行動の変容を創発する生物学的基盤を明らかにすることを目的とする。そのために、我々がこれまでに構築している一般社会人サンプルのデータと現在データを収集している思春期被験者プールのデータを活用し、行動実験(経済ゲーム等)による向社会行動、マルチモーダルMRIによる脳の構造的・機能的基盤、向社会行動と関連があるとされている質問紙指標との関連性を多重正準相関分析(CCA)により統合的に解析し、発達に伴う向社会行動とそれに関連する心理背景ならびに脳構造・機能の変容を明らかにする。