Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
進行期のパーキンソン病患者に対しては、脳深部刺激療法 (DBS) が有効であり、劇的に症状を改善できるが、その治療メカニズムについては明らかにされていない。本研究では、ヒトに近い症状を示すパーキンソン病モデルサルを作製して経路選択的なDBS治療を施すことにより、運動症状の改善に関わる神経経路を特定するとともに、「興奮」「抑制」のどちらが有効なのかという問題にも決着をつける。また、DBS により症状が改善する際に生じる脳全体における活動変化を opto-fMRI を用いて可視化することにより、脳内で生じるどのような変化がパーキンソン病症状改善の鍵であるのかを明らかにする。