Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
本研究は、マウス胚・ニワトリ胚・ヤモリ胚の気管組織をモデルとして用い、気管の上皮と間充織という異なる組織間の力の相互作用を解析することで、これまで未解明であった“気管軟骨組織のパターン形成原理の解明”に挑む。申請者のこれまでの予備実験により、3種類の動物全てにおいて発生過程で気管組織が一時的に特定の形状を示すことを発見した。そこで本研究では①:進化的に保存された気管軟骨パターン形成メカニズムを、気管組織の物性(弾性率)・組織形態の詳細解析+力学シミュレーションで解析する。②:上皮組織からの外力を受けた間充織細胞が力を細胞応答に変換する責任分子を解明する。