Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
補体古典経路の最初の分子C1qは免疫複合体を認識する以外に、種々の微生物を直接認識し、補体経路の活性化などによりこれら微生物を排除する「免疫センサー」である。また、C1qはphosphatidyl serineやcalreticulinなどの自己分子を認識し、アポトーシス細胞のブレブやアポトーシス小体に結合する。これまでヒトのC1q欠損症などの解析から、C1qがSLE発症抑制の重要な因子であり、補体経路とは独立にSLE発症を強力に抑制することが示されている。本研究では、C1qが補体経路とは独立にSLE発症を抑制する仕組みの解明を行う。