Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
大きな電子分極はイオン流を促すだろうか、または、滞らせるだろうか? その答えは、定量的どころか定性的にも明らかでない。大きな電子分極により、剛体球近似から乖離してイオン流が促進されるとの主張がある一方で、電子分極の増大に伴いボーア半径も広がり欠陥会合が進んでイオン流が抑制される可能性もある。本研究では、既知のイオン伝導体をモデル材料に用いて、電子分極の大きさを赤外側無限極限での屈折率に基づいて定量評価し、イオン流と電子分極の関係を示すモデルの構築に挑む。