Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
本研究では,固体電解質材料の分子動力学シミュレーションで観測されるイオン伝導の機構を解明するため,機械学習分野で培われた構造特徴量を利用した新しい解析手法を開発する.伝導イオンと骨格構造との間の構造特徴量からは伝導経路に関する情報が得られ,伝導イオン間の構造特徴量およびその時間変化からはイオン間の協働的挙動に関する情報を得る.特徴量空間という新たな視点でイオン流を観察することでイオン伝導に寄与する機構を分離して解析することが可能となる.異なるイオン伝導機構が支配的と考えられている材料系に対して開発手法を適用して解析することで,各機構のイオン伝導への寄与率を算出し,開発手法の有効性を検証する.