Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
申請者はアミド結合に対するカルベン挿入反応や芳香環に対する挿入反応の開発に成功している。本研究では、独自のカルベン種の反応性コントロール法を活用して、化学構造・結合を主要骨格構築後から部分的に変換するための方法論を確立する。実験化学と理論計算化学を高度に融合させ、複雑分子合成における構造変換の新たな概念を提唱する。具体的には、以下の3項目を系統的に実施することで、統合的合成科学の確立・発展に貢献する。インドール類のベンゼノイド部位に対するカルベン挿入反応、全炭素置換第四級炭素の立体化学リプログラミング、アミド挿入反応による原子配列のリプログラミング。