Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
申請者らは最近、キュバン型クラスター [CpR3Mo3S4M] (CpR=シクロペンタジエニル系配位子 M=Fe, Ni) を用いたN2ならびにCO2の還元反応を達成し、これらが既存の均一系触媒と比較しても特異な安定性と反応性を示すことを見出している。そこで本研究では、このクラスターを様々な触媒反応へ適用可能なプラットフォームとするため、反応点として用いる金属M、骨格のカルコゲニド原子、CpR配位子の3点に対して多様化する手法を開発し、合成できるクラスター種を拡張するとともに、任意のクラスターを素早く合成できる方法論の確立を目指す。