Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
本研究では「求電子的プニクトゲン種を利用する環骨格リプログラミング」と題し、本来求核的なキャラクターを有する第15属プニクトゲン種に求電子性を付与することで初めて実現可能になる環骨格の部分編集技術を開発する。具体的な内容は以下の2つである。1) 炭素―炭素シグマ結合への窒素原子挿入による炭素環から含窒素複素環への骨格編集 2) 重いプニクトゲンを基盤とする芳香環の自在相互変換未踏の化学種である高反応性プニクトゲン求電子剤を理解・活用することで、従来多用されてきたパイ結合ではなく、より安定で反応性に乏しいとされてきたシグマ結合の変換を基軸とする新たな分子修飾法の学理を打ち立てる。