Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
日本周辺では、温暖化で海水温が上昇し、集中豪雨等の気象災害が急激に増加している。人間活動の変化も加えた「山―森―川―里―海」の水循環システムに与える影響を正確に把握・理解することは、今後の予測のために重要な社会的課題である。本研究は、山から海へ高低差4,000mの多様な水循環システムを短い距離・時間スケールで有する富山県において、過去約40年間の気候変動及び人間活動の変化を受けた水循環の変遷と現状把握、さらに顕在化する集中豪雨が水循環と沿岸海域へ与える影響の評価と将来予測を行う。さらに、各地の多様な水循環システムでの応用研究を図り、行政の政策等に資するエビデンスに基づく情報として提供する。