Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
日本海では、2019年以降、急激に水温上昇し、その高温傾向が維持されている。同時期に、日本海においてスルメイカの不漁、大型クラゲの非出現が続くとともに、ズワイガニ資源量の増加が報告されている。日本海の水産資源の分布が、海洋環境の激変とともに大きく変わったと推測されているが、明確な答えは全く示されていない。本研究では、近年に日本海で海洋環境変化と同時に水産資源の分布変化が起きたのか?、それらが隠岐東方暖水渦の発生を起点とする対馬暖流大蛇行によって引き起こされたのか?、を黒潮大蛇行との関連を含めて検討・理解することを目的とする。