Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
高いエネルギー分解能を有する超伝導転移端センサーTES検出器を用いたミュオン原子のX線分光により、48Caおよび48Ti原子核の電荷密度分布の平均二乗半径、半径の4次のモーメント、ならびにモデル非依存に決定できるBarrett半径の決定を目指す。特に48Caは二重ベータ崩壊核の一つであり、ニュートリノを放出しない二重ベータ崩壊の半減期とニュートリノの有効質量を関係づける核行列要素の理論計算が行われているが、結果にバラツキが大きいことが知られている。本研究で得られる電荷密度分布を理論計算と比較することで、これらの原子核の構造の理解の向上に寄与することを目指す。