Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
MeV領域の軽い暗黒物質探索のために、暗黒物質と電子の散乱によって生成されるsub-eVの信号を精密に測定可能な超伝導検出器の開発を行う。そのための新しい検出器として、AlMnを用いた超伝導転移端センサ(TES)を作成し、10 meVのエネルギー分解能を目指す。これまで、Ti/Auの二層膜からなるTES の開発が広く行われてきたが、超伝導転移温度Tcを50 mK以下に下げるのは難しく、理論的に30 meVの分解能が限界である。そこで本研究では、AlMn TESによってTcとして20 mK、エネルギー分解能10 meVを目指す。