Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
本研究課題では、酵母胞子の発芽過程をモデルとして、休眠細胞の目覚めに対するプラズマ照射の影響を分子レベルで解明し、プラズマによる休眠からの目覚めの制御を目指す。酵母は栄養状態が悪化すると、細胞活動をほとんど停止して休眠状態となった胞子を形成する。栄養が再供給されると、休眠状態から目覚めて発芽し、通常の増殖過程へと戻る。培養条件を変えるだけで休眠と目覚めの切り換えを誘導することができる酵母の特性を活かし、プラズマ照射が発芽に与える影響を明らかにする。プラズマ照射によって影響を受ける遺伝子群や代謝経路を特定し、休眠細胞に対するプラズマの作用機序を解明する。