Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
本研究計画は、光化学系II(PSII)の活性中心、CaMn4O5構造、を保持できる蛋白質を理論設計することである。これににより、光合成の水分解反応のより精密な反応機構が解明できる。より具体的には、以下の3課題を実施する。1. 候補蛋白質探索:CaMn4O5構造を保持可能な主鎖骨格を持つ蛋白質を蛋白質構造データバンクから探し出す。2. アミノ酸置換:候補蛋白質に対し、アミノ酸残基を置換することで、より最適な蛋白質を設計する。3. 実現可能性評価:CaMn4O5構造を保持した蛋白質(ホロ体)に対し、分子動力学シミュレーション及び量子化学計算を実施し、変異体の構造安定性および反応性を評価する。