Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
申請者はこれまでに、細胞質のcAMP濃度上昇によるミトコンドリア品質管理の抑制経路を明らかにしており、さらに、変異型mtDNAが蓄積した細胞においてcAMPを介した負の制御が働いている可能性を見出している。本研究では、申請者が独自に見出したミトコンドリア品質管理の抑制経路に着目し、(1)ミトコンドリア品質管理の活性化を介した変異型mtDNAの制御、 (2)変異型mtDNAの蓄積メカニズムの解明、を目指す。本研究目的の達成により、ヒト培養細胞レベルでの変異型mtDNAの制御技術の構築およびミトコンドリア病治療の基礎技術開発を通じて、当該研究領域に貢献する。