Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
紡錘体は、染色体分配を担う巨大な超分子複合体であり、多数の微小管の生成、組織化を経て形成される。これまでの研究から、紡錘体を構成する微小管は「染色体」・「中心体」・「既存の微小管」の3つの主要経路から生成されると考えられている。しかし、これらの経路がどのように連携し、機能的紡錘体を形成するのか、その仕組みはほとんど理解されていない。本研究では、最近私たちが独自に立ち上げたメダカ初期胚のライブイメージング、オーキシン誘導デグロンの実験系に、レーザーアブレーションや阻害剤を組み合わせ、これら3つの経路が連携し、機能的な紡錘体構造を作る仕組みの理解に挑む。