Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
本研究では、脊椎動物の発生過程における体節組織の周期的形成の時を刻む分節時計をモデル系に、イメージング・光遺伝学・試験管内分化培養技術を活用することで、遺伝子発現振動の細胞集団レベルのリズム同期を実現する時間タンパク質の制御機構を明らかにすることを目指す。具体的には、分節時計の細胞がシグナルを送受信して細胞集団レベルで同期する過程を調べることで、個々の因子がリズム同期を導く機能・動作原理を検証する。以上によって分節時計の制御機構の解明を目指すとともに、生物時計の同期機能を支える時間タンパク質の分子メカニズムを解明するための汎用的な基盤技術を確立する。