Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
視覚伝導路では、錐体細胞や杆体細胞から得られた信号が統合されることで、最終的に視覚体験が形成される。一方、味覚伝導路では、五つの基本味を受容する味細胞からの信号が処理され、味覚体験が生じるが、その情報処理の仕組みについては未だ十分に解明されていない。本研究では、大規模な電気生理学的記録技術を活用して、中枢における味覚情報処理の基本原理の解明を目指す。さらに、研究領域内の連携を通じて、視覚系とは異なる味覚系特有の情報処理様式を明らかにし、新たな数理モデルの確立に挑戦する。