Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
約2万年前の最終氷期最盛期(LGM)には全球が6度程度寒冷化した結果、南極底層水の塩分が増加し大西洋子午面循環(AMOC)が現代よりも浅く弱くなったことが古気候データから示唆されている。一方、世界中のほとんどの気候モデルは現代よりも深く強いLGM AMOCをシミュレートしており、データとモデルの間に矛盾が生じている。本研究では最新の気候モデル解析と数値実験により、この矛盾を解決することを目指す。