福祉領域での発達障害特性を考慮した触法者に対する臨床心理学的コンサルテーション
Publicly Offered Research
Project Area | Law and Human Behavior |
Project/Area Number |
26101704
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Humanities and Social Sciences
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Research Institution | Health Sciences University of Hokkaido |
Principal Investigator |
金澤 潤一郎 北海道医療大学, 心理科学部, 講師 (80632489)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 触法 / 成人期の発達障がい / コンサルテーション / 累犯障害者 / 触法者 / 成人の発達障害 / 触法障害者 |
Outline of Annual Research Achievements |
窃盗などの軽犯罪で執行猶予を受けた触法者の中には、触法行為を繰り返してしまう者がいる。その中に発達障がい(主に自閉スペクトラム症、ADHD)を診断されていたり、未診断ながら色濃くその特性をもつ者もいる。そのような者は主に福祉的支援やソーシャルワーカーによる一般相談を受けることが多い。しかし、成人期の発達障がいへの支援法やアセスメント法が確立してきた臨床心理学に基づいた支援や観点を加えることで、より適切な支援が可能となる。 本研究課題では、昨年度、ソーシャルワーカーや弁護士などと入念に議論を繰り返しながら、主にソーシャルワーカーが利用可能なアセスメントシートである「Offender Support Planning Assessment sheet:OSPA」を開発した。本年度は、OSPAを用いた事例を蓄積し、多くのソーシャルワーカーに活用していただき、さらなる修正を行った。 その後、完成版OSPAの活用法についての研修会の開催、さらにOSPAの印刷物の刊行を行い、その普及に努めた。このような臨床活動、社会的活動に加え、研究活動としては、複数の学会での発表を精力的に実施した。また現在、主にソーシャルワーカーを対象にOSPAを使用したメリットとデメリットの自由記述を収集している。その結果を質的研究することで、OSPAの実際の使用感を研究として公表することを目指している。このように本研究課題の2年間で、目的である執行猶予中の触法者に対する臨床心理学的コンサルテーションの開発と社会的普及を実施した。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)