ねじれたπ共役分子をモジュールとする機能性材料の創製
Publicly Offered Research
Project Area | Science on Function of Soft Molecular Systems by Cooperation of Theory and Experiment |
Project/Area Number |
26104510
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
中野 幸司 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (70345099)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥7,020,000 (Direct Cost: ¥5,400,000、Indirect Cost: ¥1,620,000)
Fiscal Year 2015: ¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2014: ¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
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Keywords | π共役分子 / 光物性 / 超分子化学 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,螺旋状のねじれた構造をもつπ共役分子「ヘリセン」をモジュールとして,その規則的な集積化によって高次構造を構築し,単分子では不可能な革新機能を示す柔らかい分子系を創製することを目指して,下記の研究をおこなった. (1)新規ヘリセンの合成:ヘリセン骨格に導入するヘテロ元素の種類・数が構造や物性に及ぼす効果について明らかにするために,チエフェン環二つ,シクロペンタジエン環二つ,ベンゼン環四つが縮環した新規ジチア[7]ヘリセンを設計し,その合成に成功した.得られたヘリセンの吸光・発光特性を評価したところ,二つのチオフェン環がベンゼン環に置き換わったジナフト[2,1-c:1',2'-g]フルオレン誘導体と比較して,吸収および発光スペクトルが短波長シフトしていることが明らかとなった. (2)ヘリセンの光学特性:領域内共同研究によって,これまでに合成しているヘリセンの光学特性について追究した.これまでに二波長発光特性が確認されているヘリセンに関して過渡吸収スペクトル測定をおこなったところ,励起波長に依存して二つの中間状態を確認することに成功した.また,振動円偏光二色性分光法とラマン光学活性分光法によってヘリセン誘導体の絶対配置が予測できることを明らかにした. (3)ヘリセンの高次集積化:ヘリセンの集積化による光学機能発現を目指して,領域内共同研究によって,ヘリセンを側鎖に有するポリ(置換メチレン)を設計し,その合成に成功した.
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(12 results)