Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
ヘリカル2次構造ペプチド(フォールドマー)を独自な環状アミノ酸を利用して合成し、その2次構造を精密構造解析するとともに、ヘリックス構造を不斉有機分子触媒として用いる不斉反応を開発するために実験を行った。以下に項目毎に実績をまとめる。1.キラルなアセタールを有する4員環状アミノ酸を設計し、そのホモオクタペプチドを合成した。また、嵩高い部位をアセタールとして有する6員環状アミノ酸を設計し、そのホモオクタペプチドを合成した。これらのオクタペプチドは、ヘリックス2次構造をとっていることが示唆されたが、ヘリックスの巻き方は完全には片方に制御できていなかった。また、架橋部位をもつ5員環状ジ置換アミノ酸をペプチドの中に導入し、架橋によりヘリカル2次構造を安定化したペプチドは、配列によっては非常に優れた不斉エポキシ化反応の触媒として機能することが分かった。また、N末にアキラルなプロリンアナログを導入したペプチドを合成した。2.環状アミノ酸を導入したヘリカル2次構造ペプチドを合成し、そのα-ヘリカル2次構造をX線結晶解析により精密解析した。このN末に2つのL-Trpを導入したα-ヘリカルペプチドは、α,β-不飽和ケトン化合物へのニトロメタンや、マロン酸ジエステルの優れた不斉1,4-付加反応の有機分子触媒として働くことが分かった。N末のアミドN-Hの重要性を明らかとするために、アミド-NH-を-O-に変換したデプシペプチドを用いた場合に、生成物の鏡像体過剰率がどう変化するか調べ、不斉誘起機構の推定を行った。
27年度が最終年度であるため、記入しない。
All 2016 2015 2014 Other
All Journal Article (8 results) (of which Peer Reviewed: 7 results, Open Access: 2 results, Acknowledgement Compliant: 6 results) Presentation (24 results) (of which Int'l Joint Research: 3 results, Invited: 1 results) Remarks (2 results)
Biopolymers (Pept.Sci.)
Volume: 106 Issue: 2 Pages: 210-218
10.1002/bip.22810
Volume: 印刷中 Issue: 4 Pages: 555-562
10.1002/bip.22769
Tetrahedron
Volume: 印刷中 Issue: 22 Pages: 3124-3131
10.1016/j.tet.2016.04.040
Volume: 71 Issue: 23 Pages: 3909-3914
10.1016/j.tet.2015.04.031
120006987063
Volume: 71 Issue: 16 Pages: 2409-2420
10.1016/j.tet.2015.02.075
Peptide Science 2014
Volume: - Pages: 217-218
The Journal of Organic Chemistry
Volume: 79 Issue: 19 Pages: 9125-9140
10.1021/jo501493x
Volume: 70 Issue: 46 Pages: 8900-8907
10.1016/j.tet.2014.09.086
120006987171
http://www.ph.nagasaki-u.ac.jp/lab/biomimic/index-j.html
http://research.jimu.nagasaki-u.ac.jp/IST?ISTActId=FINDJPDetail&ISTKidoKbn=&ISTErrorChkKbn=&ISTFormSetKbn=&ISTTokenChkKbn=&userId=100000333