キラル二官能性有機分子触媒によるカルボン酸誘導体α位でのC-C結合形成反応の開発
Publicly Offered Research
Project Area | Advanced Molecular Transformations by Organocatalysts |
Project/Area Number |
26105753
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | University of Hyogo |
Principal Investigator |
御前 智則 兵庫県立大学, 物質理学研究科, 助教 (00411786)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥7,020,000 (Direct Cost: ¥5,400,000、Indirect Cost: ¥1,620,000)
Fiscal Year 2015: ¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2014: ¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
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Keywords | 合成有機化学 / 有機分子触媒 / 不斉合成 / 不斉反応 |
Outline of Annual Research Achievements |
α-位に活性化基を持たない単純な脂肪族カルボン酸誘導体α-位でのエナンチオ選択的付加反応の開発を目指し、前年度に引き続き、種々のカルボニル化合物のα-位での共役付加反応の検討を行った。その結果、カルボン酸誘導体への誘導化が容易なケトンであるα,α-ジフルオロ-α-スルホンケトンを求核剤とし、独自に開発したグアニジンとウレア基を持つ二官能性触媒を用いると、エチレンマロネートへの共役付加反応が比較的高いエナンチオ選択性(最高67% ee)で進行することを見出した。更に検討の結果、アクロレインへの共役付加反応も首尾よく進行し、しかもある程度のエナンチオ選択性(最高52% ee)で目的物が得られることを見出した。尚、この付加生成物は反応性の高いアルデヒドであり、強塩基法等の従来法では、この生成物を収率よく得ることは極めて困難であると考えられるため、この結果は、温和な有機分子触媒反応の特徴を活かした非常に意義のある結果であると考えられる。また、α,α-ジフルオロ-α-スルホンケトンと同様に反応性の高いα-ケトエステルの付加反応も検討し、エチレンマロネートへの共役付加反応で、触媒を改良することにより、最高95% eeまで選択性を向上させることに成功した。 求核剤基質としてα-ホルミルチオエステルを用いるキラル四級炭素構築を伴うビニルケトン類への共役付加反応の開発に関しても前年度に引き続き学術雑誌投稿のためのデータ収集を行い、学術雑誌に掲載された(Chem. Eur. J. 2015, 21, 18971-18974.)。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(19 results)