オートファジー関連神経変性疾患の治療法開発に向けたiPS細胞の樹立と病態解明
Publicly Offered Research
Project Area | Multidisciplinary research on autophagy: from molecular mechanisms to disease states |
Project/Area Number |
26111504
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
村松 一洋 群馬大学, 医学部附属病院, 講師 (70510907)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥9,620,000 (Direct Cost: ¥7,400,000、Indirect Cost: ¥2,220,000)
Fiscal Year 2015: ¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2014: ¥5,200,000 (Direct Cost: ¥4,000,000、Indirect Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | オートファジー / 神経変性 / 鉄代謝 / WDR45異常 / 多能性幹細胞 / 神経変性疾患 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度より継続してSENDA患者からの疾患iPS細胞樹立を行った.皮膚繊維芽細胞を使用して樹立したiPS細胞から神経細胞への安定した分化誘導を試みているが技術的に現時点で確立しておらず、分化誘導方法を検討中である. それに代わる手法としてヒトのドパミン細胞株(LUHMES細胞)を使用してsiRNAによるSENDA原因遺伝子のWDR45機能抑制を行った.この細胞を使用して機能解析を実施した.WDR45機能抑制細胞株と対象細胞株における鉄関連分子の比較を行い、細胞内への鉄取り込み機能の亢進と細胞外鉄排出機能の低下所見を確認し、中枢神経内での鉄代謝の異常が生じていることが示唆された.また、貯蔵鉄であるフェリチンの増加も認められた.このことから、神経細胞内に鉄が蓄積する事象がヒトにおいても生じており、それが神経細胞傷害を誘導しているのではないかと考えられる. また、オートファジー機能不全による細胞傷害性の測定のためにWDR45機能抑制細胞株と対照細胞株においてLDH測定を実施した.機能抑制株ではLDHの増加を認め、オートファジー機能不全を要因とした細胞傷害性が増強していることが判明した.これらのことは、神経細胞の脱落の原因を裏付ける結果といえる.しかしながら、直接的な因果関係を明らかにしているものとはいえない. 患者剖検脳検体を使用できることとなったため、病変特異性を解明するために部位別のRNA、蛋白抽出を実施し発現解析を試みた.
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)